12月の誕生石の「ジルコン」どんな石?魅力とは?「夢想」「安らぎ」その宝石言葉とは?
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12月の誕生石の「ジルコン」どんな石?魅力とは?「夢想」「安らぎ」その宝石言葉とは?の豆知識・情報
ジルコンの宝石言葉について
宝石にはそれぞれ宝石言葉が存在しています。古代から信じられてきたパワーであったり、そのビジュアルなどから授けられているものであり、その力を信じて古くから人々は宝石を重宝してきました。ジルコンにも宝石言葉は存在しており、大きく分けて2つあると考えられています。
それが、「夢想」・「安らぎ」といったものです。ルビーなどのように情熱といった力強さを感じさせるものとは違い、精神的に安定するなど、落ち着いた印象を持つ宝石言葉が特徴的ではないでしょうか。
さらに、パワーストーンとしても人気が高い石であり、無限の可能性であったり夢へと向かう行動力なども意味していると考えられています。身に付けたり、持つ事により冷静さを取り戻し、さらに成功へと導く正しい道を指し示してくれるといったパワーが信じられてきたのではないでしょうか。
ジルコンの基本情報
ジルコンは、宝石好きの方にはお馴染みの石です。しかし、宝石について詳しくない方であったり、これから勉強していきたいといった方にとっては、なかなか耳慣れない宝石の1つかもしれません。ここからは、より詳しく知るための基本情報について解説していきます。
カラーバリエーションが豊富な宝石
ジルコンは、和名では風信子鉱(ひやしんすこう)、風信子石(ひやしんすせき)などと呼ばれています。色合いは無色のものが多いですが、黄色や茶、青など、そのカラーバリエーションが豊富な所も特徴の1つと言えるのではないでしょうか。
ハフノンといったグループの1つであり、モース硬度は7.5とこちらは一般的です。ちなみに、「夢想」・「安らぎ」といった宝石言葉も有名ですが、「私だけを見つめて」といった恋愛に因んだピュアな気持ちを表現するようなものもあるなど、ユニークな宝石と言っても良いでしょう。
ジルコンの産地や歴史
ジルコンは、数多くの場所で産出されている宝石と言われています。例えば、タンザニアやミャンマー、イタリア、オーストラリアなどでも多く産出されている事で知られています。ノルウェーやインド、ロシアなども産出国であり、比較的多くの国が産地になっている事がわかります。
その中でも、特に産出量が多いと言われているのがカンボジアのアンコールワットの周辺です。このカンボジア産は他の国にで産出されているものと比べて特殊であり、褐色ジルコンを加熱処理した上で青色にする事で知られています。
ちなみに、ジルコン自体はその色合いによってもネーミングが変化する宝石として知られており、ジャーゴン、ジャシンス、マトゥラダイヤモンド、スターライトなど、様々なものが存在しています。カラーバリエーションは豊富ですが、基本的に全ての色の美しさからも、高い人気を博している種類と言えるでしょう。
地球上で最も古い鉱物「ジルコン」
世界に点在している宝石は基本的に古い歴史を持ち合わせており、紀元前数千年前にはすでに話題になっていたものもあるほどです。近年、発見された宝石もその名が知られていなかっただけで、存在自体は太古の昔からあったと考えられるのではないでしょうか。
そんな数ある宝石の中の1つジルコンですが、実は最古の宝石とも言われています。その理由ですが、なんとオーストラリア西部で発見されたジルコンの歴史は約44億年前に遡る事ができると言われており、現段階で“地球上で最も古い鉱物”として名が広まっています。
ちなみに、名前の由来はアラビア語で赤を意味している言葉だと言われているようです。アラビア語で赤は、「ザルクン(zarkun )」といい、他ギリシャ語でも赤を意味する言葉が由来となっているなどと言われています。和名は風信子ですが、ギリシャ神話の男神ヒュアキントスが関連していると言われています。
カラーバリエーションが豊富な事で知られていますが、名前の由来になっている事などから、古い時代に人々から愛されていたジルコンは赤が主体だったのかもしれません。そのもう1つの理由としては、明るい赤色をしているものは、青と緑と並び、最も価値があるとも言われています。
ジルコンの品質価値について
12月の誕生石を購入する際、品質の高いジルコンを手に入れたいと考えている方も多いでしょう。産出国などによってその価値が変わると言われており、もっとも品質が高いものはカンボジアから産出されるブルー系のジルコンと言われています。
ただし、世界4大宝石などと比較するとカジュアルな価格で手に入れる事ができるため、アクセサリーやパワーストーンとしても人気があるようです。無色のものが多く産出される事もからも、トリートメント加熱処理がなされているものが多く、カラーコントロールされたタイプも少なくありません。
そのため、その時々の気分に合わせたコーディネートをしやすく、気軽にアクセサリーとして取り入れる事ができるメリットを持っていると考えられるでしょう。カラーが豊富な宝石という事ならではの扱いやすさと言えるでしょう。その日の気分の色で楽しみたいですね。
12月の誕生石である理由
ジルコンは、なぜ12月の誕生石として選ばれているのでしょうか。その理由として、日本における誕生石は全国宝石卸商協同組合が定めています。選ばれる理由としては、発掘者や何らかの歴史が関連する月や数字が関与すると言われており、この宝石もそれに関連していると考えられるのではないでしょうか。
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